
毎月いくら貯金してる?1ヶ月の貯金額の平均と理想の貯蓄率
周りの人が毎月いくら貯金しているのかは気になるところですし、自分は毎月の給料からいくら貯金に回せばいいのか、目安が知りたい人も多いのではないでしょうか。今回は手取りからの貯蓄率の平均と、理想の貯蓄率をご紹介します。
なお、貯蓄率は手取り(=可処分所得)に占める貯金額の割合で紹介しています。自分の手取りがわからない人は、給与明細から正しい手取り(可処分所得)を計算しようでまず手取りを計算してみてください。
Contents
独身・既婚者の手取りに対する貯蓄率

独身者(単身者)の貯蓄率

* ボーナスの手取りを給与の1.5ヵ月分として年間/ボーナスからの貯蓄を元に試算
独身の方の場合、20代から40代まででは30%近くが貯金をしなかったと答えています。しかし、貯金をしている人を見てみると、20代は手取りの10%強を毎月貯金に回しており、意外と若い方のほうが貯金に対する意識が高いことがわかります。
なお、この記事の「貯蓄」は、預貯金だけでなく、株や債権などの有価証券や、投資信託(iDeCo、NISA含む)などを含めた金融資産全体の意味で使われています。
既婚者(二人以上世帯)の貯蓄率

* ボーナスの手取りを給与の1.5ヵ月分として年間/ボーナスからの貯蓄を元に試算
独身の方に比べると、さすがに貯蓄していないという人の割合は下がりますが、毎月の手取りからの貯蓄割合が独身者と変わらないというのはやや意外な結果となっています。
収入別に見た毎月の貯蓄率

貯金できるかどうかは当然その世帯の収入にもよります。下の表3に、年収クラスごとの貯蓄率を単身者(独身者)と既婚者に分けて載せています。

(ただし「年収がない」と回答した人のデータは除外)
* ボーナスの手取りを給与の1.5ヵ月分として年間/ボーナスからの貯蓄を元に試算
予想通り、年収が多くなればなるほど毎月の貯蓄率は増えています。特に既婚者では年収の増加が貯蓄率の増加に直結していることがわかります。
しかし、年収300万円の人でも半数は貯金ができていることがわかります。金額にこだわらず、まずは貯金をするグループへの仲間入りを目指しましょう。
1ヵ月の理想的な貯金額は?

これまでは周りの人たちが毎月どのぐらい貯金をしているのかを紹介してきましたが、もちろん周りの人の平均より貯金をしていればそれで安心というものでもありません。
メディアにもよく出演されている家計再生コンサルタントの横山光昭さんは、理想的な家計の貯蓄率を、世帯の状況に応じて以下の割合としています。

これまで見てきた家計の貯蓄率に比べるとずいぶん高い割合だと感じるかもしれませんが、ある程度の収入(1ヶ月の手取りが20万円以上)がある人は、上記の割合を目標に毎月貯金をしていきたいものです。
今回は、毎月どれぐらい貯金すればいいのかというテーマで、独身・既婚別の各年代の貯蓄率と、収入による貯蓄率の違い、そして家計における理想の貯蓄率を紹介しました。貯金を始めるのに遅すぎることはありません。自分の貯金割合が少ないと感じたからは、今日から節約を始めましょう。
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