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【2021年度】日本人の平均貯金額は?独身・既婚別、年代別、収入別も紹介!

家計の相談を受けていると、「私の世代では大体みなさんどれぐらい貯金していますか?」という質問をされることが本当によくあります。必要な貯金額は、年収、暮らし方など、その人の状況によって変わるのですが、やはり周りの人がどれぐらい貯金しているかは気になりますよね。

20代から60代の貯金額は?

そこでここでは貯金に関する統計データをご紹介します。さっそく年代別のデータを単身者と二人以上世帯に分けて見ていきましょう。これからご紹介するデータはすべて金融広報中央委員会公表の『家計の金融行動に関する世論調査 令和2年調査結果』から引用しています。

表1. 独身(単身者)の年代別貯蓄・貯金額

年代①貯蓄額(平均値)①のうち預貯金額②貯蓄額(中央値)③貯蓄が無い人の割合
20代113万円77万円8万円43.2%
30代327万円167万円70万円31.1%
40代666万円263万円40万円35.5%
50代924万円322万円30万円41.0%
60代1,305万円555万円300万円29.4%
全体653万円276万円50万円36.2%

全体の平均貯金額は276万円、その他の金融資産も加えた平均貯蓄額は653万円となっています(1)。ただし、独身の時は貯金に関する意識が低いのか、全世代で3割から4割の人が貯蓄が無いという結果でした。また、貯蓄の中央値を見ても、50代までは50万円前後で推移し、半数以上の人がほとんど蓄えがなく生活していることがわかります。

表2. 既婚(二人以上世帯)の年代別貯蓄・貯金額

年代①貯蓄額(平均値)①のうち預貯金額②貯蓄額(中央値)③貯金が無い人の割合
20代292万円165万円135万円16.0%
30代591万円261万円400万円8.2%
40代1,012万円473万円520万円13.5%
50代1,684万円633万円800万円13.3%
60代1,745万円959万円875万円18.3%
70歳以上1,786万円921万円1,000万円18.6%
全体1,436万円678万円650万円16.1%

家庭を持っている人のデータを見ると、さすがに貯蓄がない人の割合は独身者に比べて下がりますが、それでも全年代を通して2~3割前後の人は貯蓄がないという結果でした。

普通の人の貯蓄額の目安になる中央値は、年代が上がることに順調に増えていることがわかります。また、独身者に比べ平均値と中央値の差が小さく、貯めている人と貯めていない人のバラツキが少ないこともわかります。

<ワンポイント解説> お金のデータでよく「中央値」が出てくるのはなぜ?

 平均貯金額や年収など、「お金に関するデータ」では、よく平均の他に「中央値」という金額が使われます。平均値はみなさんご存知だと思いますが、中央値というのは、データを小さい順から並べたときにちょうど真ん中にくる値のことです。例えば、とある居酒屋に6人の会社員と、ヴィッセル神戸のイニエスタ選手がいて、彼ら7人の年収が低い順に次の通りだったとします。

{300万円、400万円、500万円、500万円、500万円、800万円、32億5,000万円}

 この場合、平均値は約4億6,860万円、中央値は500万円になります。
 平均というといかにも普通の人の年収と思われがちですが、上の7人の平均年収が4億円超といわれると、これが実態を表しているかといわれれば誰でも疑問に思うのではないでしょうか。身長や体重など、せいぜい同じ桁の中でばらつきがあるデータの場合、平均値は非常に参考になるのですが、お金のように一部の人の桁が飛び抜ける可能性があるデータの場合、その一部に平均値が引っ張られてしまうため、中央値の方が実態に近いことがよく起こります。
 中央値を載せる意味はもう一つあります。表1を見てわかるように、20代から50代までの中央値はほぼ変わっていないのに比べ、平均値は年代が上がるごとに増えています。これは、一般的な人の貯蓄額(中央値)は変わっていないにも関わらず、平均値を引っ張る人たちの貯金額が増えていることを意味します。つまり、貯めている人と貯めていない人の差が広がっているということです。

  1. ここでの「預貯金」とは、ゆうちょ銀行や銀行に預けている普通預貯金、定期性預貯金など、多くの方が一般的に「貯金」と考えているお金です。対して、貯蓄とはもう少し意味合いが広く、その人が持っている金融資産全体の意味になります。具体的には、預貯金のほか、株式、債券、投資信託、生命保険、個人年金保険、財形貯蓄などが含まれます。

年収別の貯金額は?

一昔前の日本は年功序列と言われ、年齢が高いほど年収も高くなることが一般的でしたが、今では必ずしもそれが普通ではなくなりました。そこでここでは、貯蓄額・貯金額を年収別にご紹介します。

表3. 独身(単身者)の収入別貯蓄・貯金額

年収①貯蓄額(平均値)①のうち預貯金額②貯蓄額(中央値)③貯金が無い人の割合
無収入335万円154万円0万円64.4%
~ 300万円472万円206万円20万円39.0%
300 ~ 500万円690万円313万円145万円27.0%
500 ~ 750万円1,614万円536万円562万円18.1%
750 ~ 1,000万円1,954万円757万円1,310万円18.8%
1,000 ~ 1,200万円1,542万円800万円1,201万円23.1%
1,200万円 ~2,477万円1,383万円1,750万円25.0%
全体653万円276万円50万円36.2%

無収入と言っても一時的に失業中なのか長らく仕事をしていないのかなどで状況は変わってきますが、64.4%の人が貯蓄がないという結果です。興味深いのは、年収が上がるほど中央値は着実に増えているのに対し、平均値との差は小さくなっていることです。貯蓄がある人と無い人のばらつきは、年収が低い人の間でより差が大きいと言えます。

表4. 既婚(二人以上世帯)の収入別貯蓄・貯金額

年収①貯蓄額(平均値)①のうち預貯金額②貯蓄額(中央値)③貯金が無い人の割合
無収入888万円475万円441万円38.1%
~ 300万円907万円478万円300万円30.4%
300 ~ 500万円1,079万円548万円420万円17.9%
500 ~ 750万円1,342万円649万円720万円8.8%
750 ~ 1,000万円2,032万円906万円1,300万円5.0%
1,000 ~ 1,200万円2,386万円983万円1,500万円4.0%
1,200万円 ~4,592万円1,792万円2,745万円5.4%
全体1,436万円678万円650万円16.1%

二人以上世帯では、年収が上がるにつれ順調に貯蓄の中央値と平均値が伸びています。単身者に比べ中央値と平均値のバラツキが少ないのは年代別のデータと同様です。

「貯蓄が無い人」を除外すると

ここまで紹介してきた統計値はすべての人のデータを扱ったものでしたが、注目したいのは、独身者では4割、既婚者でも2割は金融資産がまったく無いと回答していることです。単身者のデータでは3割から4割が貯蓄が0なので、特に中央値がかなり低くなっています。

みなさんが参考にしたいのは、「貯金している人はだいたいどれぐらいしているか?」だと思うので、最後に貯蓄がある人に絞った統計データをご紹介します。

表5. 貯蓄がない人を除外した場合の平均貯蓄・貯金額【独身者】

年代①貯蓄額(平均値)①のうち預貯金額②貯蓄額(中央値)
20代203万円139万円81万円
30代484万円247万円206万円
40代1,066万円422万円400万円
50代1,601万円559万円622万円
60代1,872万円795万円860万円
全体1,044万円441万円300万円

独身者で貯蓄のない人の割合は、すべての年代で3割〜4割と変わりませんでしたが(表1参照)、貯蓄のない人を除外してみると着実に貯蓄が増えていることがわかります。つまり、貯蓄の意識がある人と無い人では確実に差がついています。

表6.貯蓄がない人を除外した場合の平均貯蓄・貯金額【二人以上世帯】

年代①貯蓄額(平均値)①のうち預貯金額②貯蓄額(中央値)
20代350万円198万円235万円
30代644万円284万円423万円
40代1,177万円550万円686万円
50代1,955万円734万円1,000万円
60代2,154万円1,184万円1,465万円
70歳以上2,208万円1,138万円1,394万円
全体1,721万円813万円900万円

二人以上世帯ではそもそも貯蓄が無い人の割合が低いため、貯蓄がない人を含めたデータ(表2)と比べても大きな違いはありません。どの世代でも着実に貯蓄をしていることがわかります。


当事務所に面談に来られるお客様の貯蓄額は、大体貯金がない人を除外した場合の貯蓄額の中央値(表5や表6の②)に近いように感じます。意外とみんな貯金しているものだなと感じた人もいるかもしれませんが、周りの人との比較を気にしすぎるのもよくありません。自分ができる範囲でコツコツと続けて貯金を続けていきましょう。

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