【2019年版】日本人の平均貯金額は?年代別、独身・既婚別も紹介!

家計の相談をしていると、「私の年代ならどれぐらいの貯金があればいいですか?」とか、「普通のみなさんはいくらぐらい貯金しているものですか?」という質問をよく受けます。

年収や、実家暮らしか一人暮らしかなど、本人の状況にもよるので一概にいくら貯金があればいいとは言えないのですが、やはり周りの人がどれぐらい貯金しているのかは気になりますよね。

今回は、日本人の平均貯金額を単身者と既婚者別に分けて紹介しています。また、貯金がある人だけで見た平均値はいくらなのかなど、より詳しい内容もまとめています。

データを見る前に知っておきたいこと

貯金はゼロでも貯蓄はある?

よくニュースや新聞に出る「貯蓄額」は、実はみなさんが考える「貯金」とは少し意味が異なります。

一般に使う「貯金」は、銀行の普通預金や定期預金、ゆうちょ銀行の普通貯金のことですが、総務省などが使用する「貯蓄」は、預貯金に加え、株式や投資信託などの有価証券、生命保険や個人年金保険、会社で積み立てている財形貯蓄なども含まれます。つまり、貯蓄は金融資産という意味で使われています。

普通を見るなら平均値より中央値?

お金に関する統計では、よく平均値といっしょに、中央値という値が使われます。中央値とは、データを小さいものから順に並べた時、その真ん中にある値のことです。

例えば、適当に選んだ6人の会社員とヴィッセル神戸のイニエスタ選手の年収を低い順に並べたら、次のようになったとします。

300万、400万、500万、500万、700万、1,000万、32億5,000万

この場合、年収の平均値は4億6,914万円ですが、この7人の平均年収が4億超と言われても、実態を表しているのかと言われれば疑問に思うのではないでしょうか。

一方、上の7人の年収の中央値は、4人目の500万円になります。

身長や体重など、ほぼ同じ桁の中で分布しているものが対象であれば平均値は参考になるのですが、お金のように一部の人の桁が飛び抜けている場合、その一部の富裕層に平均値が引っ張られてしまうので、中央値の方が実態に近いということがよく起こるのです。

20代から60代の平均貯蓄額は?

年代別の貯蓄額の平均値と中央値を、独身の方と既婚者に分けて見ていきましょう。これらの統計データは金融広報中央委員会発表の『家計の金融行動に関する世論調査』から引用しています。

年代別平均貯蓄額【独身者】

年代平均値中央値貯蓄が無い人の割合
20代128万円5万円45.4%
30代317万円40万円39.7%
40代657万円25万円42.6%
50代1,043万円100万円39.5%
60代1,613万円500万円26.7%

独身のうちは貯金に対する意識が低いのか、20代の45.4%を最大に、50代までのおよそ4割が何の金融資産も持っていないと答えています。また、中央値を見ても、50代までは5万円~100万円で推移し、なかなか貯蓄額が増えていかないことがわかります。

年代別平均貯蓄額【二人以上の世帯】

年代平均値中央値貯蓄が無い人の割合
20代249万円111万円32.2%
30代660万円382万円17.5%
40代942万円550万円22.6%
50代1,481万円900万円17.4%
60代1,849万円1,000万円22.0%

家庭を持っている人を見ると、さすがに貯蓄がない人の割合は独身者に比べて下がりますが、それでも全年代を通して2~3割前後の人は貯蓄がないという回答でした。

普通の人がどれぐらい貯蓄をしているかの目安になる中央値は、年代を追うごとに順調に増えていることがわかります。また、独身者に比べて中央値と平均値の差が小さく、貯めている人と貯めていない人のバラツキが少ないことも読み取れます。

「貯金がない」人を除外してみると…

これまで紹介してきた統計値はすべての人のデータを扱ったものでしたが、注目したいのは、独身者では4割、既婚者でも2割は金融資産がまったく無いと回答していることです。

当然、貯蓄が0という数字に引っ張られて全体の平均値や中央値も下がってしまいますが、みなさんが参考にしたいのは、「貯金している人はだいたいどれぐらいしているか?」では無いでしょうか。

なので、最後に貯蓄があると答えた人の統計量をご紹介します。

貯蓄がない人を除外した場合の平均貯蓄額【独身者】

年代平均値中央値
20代239万円85万円
30代533万円250万円
40代1,177万円500万円
50代1,762万円711万円
60代2,218万円1,100万円

貯蓄がない人を除外した場合の平均貯蓄額【二人以上の世帯】

年代平均値中央値
20代370万円250万円
30代810万円500万円
40代1,238万円800万円
50代1,828万円1,186万円
60代2,415万円1,500万円

いかがだったでしょう?意外とみんな貯金しているものだな、と感じた人も多いと思いますが、当事務所に来られる方の貯蓄額も、上の表の中央値の額に近いように感じます。

まとめ

今回は日本人の貯金(貯蓄)額を、年代別、または世帯の状況別に詳しくご紹介しました。独身者では4割、既婚者でも2割の方が、貯金がまったくないと回答していますが、この比率は今後もしばらくは変わらないだろうと思っています。

貯金額はいきなり増やせるものではありませんが、もし今貯金が無い人は、少しずつでも貯金をはじめ、貯金がある人の仲間入りをしましょう。貯金が30万の人と300万の人の差は、意外と小さいものです。

【参考】投資より貯金を優先させるべき理由

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