信頼できるお金の情報を発信するということ

2017年1月から続けているマネーコラムですが、おかげさまで徐々に読んでくださる方が増えています。

今回は、このコラムを書こうと思ったきっかけや、どういう想いで投稿しているのか、また他のマネー情報サイトとどう違うのか、といった、いわゆる当事務所が情報を発信する際のポリシーについてご紹介したいと思います。

一. 1つの分野にこだわらない

手元に100万円あり、このお金をどうにかして資産運用したいと思った時、誰に相談したらいいでしょう?

証券会社に行けば、「ではその100万円を投資信託を買いましょう」と言われるかもしれないし、保険会社に行けば「貯蓄性のある保険で運用するのがお得です」と言われるでしょう。

つまり、ある1つの分野の専門家に相談すると、

「投資信託Aと投資信託Bを比べたら投資信託Aの方があなたにお得」

「生命保険Cと生命保険Dだったら生命保険Cの方が保障が手厚い」

などは教えてくれますが、100万円を株で運用したらいいのか、保険を買った方がいいのかといった、全体のバランスの話を聞くことはできません。

よって、当事務所のコラムでは、できるだけ多くの金融情報を横断的に紹介するよう、心がけています。

二. どの金融機関にも忖度しない

財テクブームというのもあり、最近では証券会社、銀行、新聞社などもマネー情報サイトを運営するようになっています。

私もそうした金融機関向けにコラムを寄稿していましたが、やはりそうしたサイトでは、自分が考えることを自由に書けず、この情報が本当にお客様のためになるのかと言う葛藤がありました。

その金融機関で扱っている商品をさりげなくオススメして欲しいといったリクエストもありましたし、他にこんな商品も考えてもいいのではないかといった内容が削除されたりもします。

もちろん、マネー情報サイトはお金について勉強するには便利ですが、どうか皆さんには、「大手銀行のサイトだから、書いている内容は正しいに違いない」と思わずに、少し疑った見方でそういったサイトを利用していただきたいと思っています。

当然ですが、当事務所のマネーコラムは、これを書くことによって、どの金融機関や会社からも報酬は受け取ってません。

私はどちらかといえば慎重なファイナンシャル・プランナーなので、リスクが高いお金の運用方法の内容が少ないといった偏りはあるかもしれませんが(汗)、いい商品ではないのにオススメしたり、理由もなく特定の証券会社や銀行を紹介したりはしないようにしています。

三. SEO対策はしない

最近では、インターネットの普及の影響があるのか、情報が「質より量」を重視しているようです。

例えば、総務省統計局が発表している「日本の統計」の書籍の出版点数によると、日本の書籍の1年間の出版点数は、1990年には4万576点でしたが、2016年では8万954点と、ほぼ倍増。

「みんなが本を読まなくなった」「出版不況」などと言われる中、この傾向は不思議に思えますが、これはとりあえず多くの本を出版して、その中からヒット作がいくつか出ればOKと言う方針ではないでしょうか。

実際に本屋に行ってみても、お金の本はたくさんありますが、文字が大きく余白も多く、1~2時間あれば読めてしまえるような、言い方は悪いですが「内容の薄い本」がとても多いなという印象です。

インターネットのマネー情報サイトに話を戻すと、大きなサイトでは月に30~100本程度の記事が上がります。

内容の決め方も、検索上位を目指すので、まず「どんなキーワードが検索されているか」が中心にあり、それらのよく検索されているキーワードを、本文中にいかに組み込んでいくかがポイントになっています。

ただ、当然ですがキーワードありきで文章を書くと、内容が不自然になることがありますし、大量にコラムを書こうとすればするほど、重複した内容や中身が薄いものになってしまいます。

当事務所のコラムは、検索で上位を目指すのではなく、訪れた方に「時間を取って読んでよかった」と思われる内容を目指しています。

四. お金と幸せを繋げる

お金の専門家として情報を発信するわけですが、コラムを「お金中心」にした見方で書くことはしたくないと思っています。もちろん、どうしてもお金寄りになってしまうとは思いますが…。

ファイナンシャル・プランナーというと、株式のチャートの読み方を詳しく説明したり、難しい金融商品の仕組みのセミナーをしたり、というイメージを持っている人も多いでしょう。

もちろんそういう専門的なお金の知識を求める人もいるでしょうが、毎日チャートを見て一喜一憂するのが幸せとは思いませんし、私はそもそも保険や証券などの金融商品に関しては、難しくてよくわからないものは買わないほうがいいというスタンスです。

それより、ストレスが少ない節約術を紹介したり、運動は健康にいいだけではなく、衝動買いを抑える効果もある、という情報を発信したほうが、読者の方の生活の向上に繋がるのではと考えています。

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今回は当事務所がコラムを発信するときのポリシーをご紹介しました。

目標は、『訪れた人に、日本で一番信頼できる情報を提供するサイト』です。

最後に、もし「こんなこともコラムに書いて欲しい」というテーマがあれば、下記のページからリクエストいただけると嬉しいです。

案外、みなさんが知りたいと思っていることは、他のみんなも知りたいと思っているかもしれません。

マネーコラムへのリクエスト

 

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