ネットニュースやSNSとお金の関係

いまや日常生活に欠かせない存在となったスマートフォン。みなさんは一日どれぐらいの時間をスマホに使っていますか?

ニールセンデジタルが行った調査によると、18歳〜34歳のスマホの1日の利用時間は3時間23分にも及びました。また、この利用時間の多さは若者だけに限った話しではなく、同調査では35歳から49歳の利用時間は3時間11分、50歳以上でも3時間14分という結果が出ています[ニールセン調査結果]。

スマホの利用しすぎによる問題は、若年性の老眼や睡眠障害など色々と言われていますが、今回はスマホの利用と無駄遣いの関係についてご紹介します。

利用が多いのはニュースやSNSだが…

はじめに紹介したニールセンの調査によると、各年代とも最も利用率が高いのは『LINE』でしたが、その他では『Google』『Yahoo Japan』『Youtube』『Twitter』などニュースサイトやSNSが上位に来ています。

こういった検索サイトやニュースサイト、SNSで利用するとき、みなさんはどのような情報を目にしていますか?

実は、人はポジティブな情報よりネガティブな情報により影響を受けやすい、ということがわかっています。一説によると、その影響力は7倍の差があるとも言われています。

Yahooのアクセスランキングやコメントランキングを見ても、上位にくるのはほとんどネガティブな、いわゆる炎上しているページですし、ニュース一覧を見ても事故や犯罪、または不祥事ばかりです。

ネガティブな情報に触れ続けると幸福感が薄れる

ネガティブな情報はポジティブな情報より人により影響を及ぼします。例えば大谷翔平選手が大活躍したニュースを見てコメント欄を読んだとき、「嬉しい!」や「すごい!」といったコメントの中に10個に1つでもネガティブなコメントを見ると、嫌な気分になりますよね?

マイナスの影響を受けるのは、ニュースだけではありません。Twitterなどでは四六時中炎上コメントがリツイートされて来ますし、Facebookでもどうでもいい報告に「いいね!」を押さなければならなかったりと、気疲れは絶える事がありません。

不安になるほど余計なものを買う心理

以前、『夜のニュースがあなたの貯金を奪う』でもご紹介しましたが、人は不安やネガティブな情報に触れると、自己肯定感を上げるために浪費をしやすくなる事が分かっています。

例えば、高級な時計やブランド物の服など、実際には本人が何か変わるわけではないのですが、これらを身につけると自己イメージが高まり、一時的に不安を紛らわせることができます。

夜にネットサーフィンをしていて、急に物が欲しくなり、Amazonや楽天のサイトに行ってしまう経験はありませんか?

こうした買い物は、ネガティブに影響され判断力を無くしている上、夜という時間帯で自制心も低く、またクリック数回で購入できるというハードルの低さも相まって、ほとんどが後から買ったことを後悔します。

ネットサーフィンをやめれない理由

次々にネットニュースやSNSを見てしまうのは、実はドーパミンというホルモンが原因です。ドーパミンは「やる気」を上げるホルモンとも言われますが、正しくは期待ホルモンと言った方が正確です。

どういうことかというと、ドーパミンは「これを手に入れれば、幸せになれる」と錯覚させる作用があります。

ネットサーフィンでも、「次のページに行けば、もっといい情報が見つかるかもしれない」と期待させますし、ゲームなどでも「次のステージをクリアすれば、満足感が得られる」と思わせます。最もわかりやすいのはギャンブルです。

ただし、ドーパミンの役割はこの「期待」させるまでなので、実際その対象が手に入っても期待通りの幸福感が得られるわけではありません。

ネットやSNSを何時間も見た後、ほとんどの人が時間を無駄にしたと後悔するのは、このためです。

まずは、自分がネガティブな情報に影響されていること、ネットを見てよかったと思うことがほとんどないことを自覚してみましょう。

どうすればネットから遠ざかれるか?

心情的にはともかく、ネットニュースやSNSを毎日見なくては生きていけないという人はいないと思います。

ネットから遠ざかるには、対象のアクセスにしにくくするというのが一番効果的です。

例えば、Facebookをチェックしすぎている人は、パスワードを長いものに変更して、毎回ログオフします。毎回パスワードを入力しなければならないという手前で、アクセスを減らすことができます。

YoutubeやYahooニュースを見過ぎな人は、アプリを削除するか、iPhoneのトップ画面ではなく、2番目もしくは3番目にフォルダを作って、すぐにアクセスできないようにしましょう。

おすすめなのは、寝る2時間前になったらスマホをカバンの中にしまってしまうことです。

スマホを目覚まし時計がわりにしている人もいるかと思いますが、睡眠という点からもおすすめできません。目覚まし時計を新たに買いましょう。

まとめ

今回はネットと無駄遣いの関係について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

現在のiPhoneの性能は、アポロ11号が月面着陸の時に使用していたコンピューターより高性能という話を読みましたが、そんな高性能のコンピューターを一人一台当たり前にもつというのはある意味すごい世の中です。

しかし、これらの機器を使って、悪い影響ばかり受けてしまっては意味がありません。

自分がネガティブな影響を受けているサイトやアプリとは、少しずつでいいので距離を置いていくようにしましょう。

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