資産運用が大切っていうけど、他の人はどれぐらい投資してる?

よく「銀行預金だけではインフレになった時困るので、資産運用をしよう」という話しを聞きますが、皆さんは預貯金以外に何か投資をしていますか?無計画に株や投資信託を始めるのはもちろんNGですが、やはり自分が持っている金融資産は、預貯金だけではなく他の色々なものに分散する方が、リスク管理という点からも望ましいのは本当です。

そこで、今回は日本人が自分の資産を、何にどれぐらいの割合を振り分けて管理しているのか、ご紹介します。

独身のうちは保険は最低限でOK

では、今回も前回と同様、金融広報中央委員会が発表している『家計の金融行動に関する世論調査』のデータを見ていきましょう。

独身の方で、金融資産がありと答えられた方の、資産全体の内訳は次のようになっています。

種類別金融資産保有額【年代別・独身者】
年代 預貯金 生命保険 個人年金保険 債券 株式 投資信託 その他
20代 71% 4% 1% 1% 12% 3% 8%
30代 56% 5% 3% 2% 21% 7% 6%
40代 49% 5% 5% 6% 22% 7% 6%
50代 50% 7% 9% 6% 15% 10% 3%
60代 41% 8% 8% 10% 19% 10% 4%

※ その他には金銭信託、貸付信託、損害保険、財形貯蓄を含む

20代の頃は預貯金が70%強となっていますが、30代以降50%前後を推移しており、30代から資産運用に興味を持たれる方が増えていることがわかります。

生命保険に関しても、独身の間は特に加入する必要はありませんので、全世代を通して低い水準になっていることがわかります。

リスク商品の株式・債券・投資信託は、収入が増えてきた40代と、退職金の運用を考えている60代の方で割合が高くなっていますが、これから人材としての価値が上がることが期待されまた投資期間もたっぷり取れる20代30代の割合が低いのは、少しもったいない気がします。

いずれにせよ、一般的には30代以降の人であれば、自分の資産の30%程度を株式か債券、投資信託などで運用していることがわかります。

家庭を持つと保険の割合が増える

次に、二人以上の世帯、つまり既婚者が自分たちの資産をどのような割合で保有しているのかを見てみましょう。

種類別金融資産保有額【年代別・二人以上世帯】
年代 預貯金 生命保険 個人年金保険 債券 株式 投資信託 その他
20代 75% 13% 5% 0% 4% 0% 3%
30代 56% 22% 4% 1% 5% 5% 7%
40代 52% 22% 7% 2% 6% 3% 8%
50代 46% 21% 10% 3% 9% 4% 7%
60代 55% 17% 7% 4% 7% 6% 4%

※ その他には金銭信託、貸付信託、損害保険、財形貯蓄を含む

独身の方と比べ、生命保険の割合が非常に高くなっていることがわかります。家族にもしものことがあった場合の保障ですので、この傾向は当然といえます。

ただし、家庭を持つと株式や投資信託に回すお金が極端に低くなっています。

家族の生活費や子供の教育費をリスクの高い資産で運用できないというのは当然の感覚ですが、当面必要のない老後資金や、旅行などの娯楽の資金などは、長期的な視点で運用に回してみてもいいかもしれません。

まとめ

今回は日本人が自分の資産をどのような形で保有しているのかという、要するに日本人の投資傾向をご紹介しました。全世代を通してやはり預貯金の割合が多く、特に20代では70%を超えています。ただし、前回のコラム『【2018年版】日本人の平均貯金額は?年代別、独身・既婚別の平均も紹介!』でもご紹介したように、独身者に限れば20代では貯蓄がない人の割合が60%だったので、預貯金があるだけ優秀といえます。

特に世帯持ちでは、50代、60代の方の資産運用の割合が若干高くなっていますが、これは老後資金のために資産運用の必要性に気づかれる方が増えている最近の現状とも一致します。ただし、残念ながらこれまで投資経験がなかった人が、退職金などを手に入れて投資を始めても、うまくいくことはほとんどないのが現実です。

できれば20代、30代のうちから投資に興味を持って、バランスのいい資産構成を目指してみましょう。

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