投資信託の選び方

5分でわかる安心できる投資信託の選び方

前回の『毎月分配型の商品で資産は運用できない』では、様々なデメリットのため、毎月分配型の商品では資産は増えないというお話をしましたが、毎月分配型でない商品はすべていいのかと言われれば、もちろんそんなことはありません。他にも気をつける点はいくつかありますが、実は簡単におすすめの金融商品を選ぶ方法があります。今回はその方法をご紹介します。

1. 安心できる投資信託の条件とは?

簡単に、分配が毎月出ないこと以外に、プロが選ぶ安心できる投資信託の条件をご紹介します。

まず、販売手数料、信託報酬が安いことが大切になります。これらの手数料は必ずかかってくるので、極力安く抑えた方がいいものです。

販売手数料に関しては、ノーロード(手数料がかからない)のものが今はたくさんありますので、あえて手数料がかかるものを選ぶ必要はないでしょう。

信託報酬は、口座管理のためのお金ですが、これも安ければ安いほど有利です。この信託報酬が2%違うと、100万円の資産で毎年2万円、1,000万円だと毎年20万円、無条件に引かれていきます。今どきノーリスクで2%の利益をあげることはどんな投資信託でも難しいので、初めからハンデがある商品は選ばない方が賢明です。

あとは、信託期間が無期限であることや、インデックスファンドである、デリバティブを行なっていないなどが、基準となる条件になりますが、この辺りは少し難しいので、今回は割愛します。

2. つみたてNISA

日本で取り扱う公募投資信託は約6,000と言われていますので、いちいちそんな基準見ていられない、という人のために、すごく簡単な選び方をお教えします。

2018年から始まった、『つみたてNISA』という制度をご存知でしょうか?

この制度は、国民の資産を長期にわたって安全に運用するため、政府主導で決められた制度で、取り扱い商品は上で述べた条件をほぼ満たしていることが特徴です。

ただし、毎月分配型ではないことや、手数料が非常に安いことは、金融機関にとってあまり嬉しい話ではないので、2018年1月から開始されているわりに、積極的に利用を促がすことが無く、広告・CM類が少ないのは残念なことです。

つみたてNISAで取り扱う投資信託は147本と、投資信託全体のわずか2.5%と非常に条件が厳しいため、金融業界から相当反発があったようですが、それでもこの制度を推し進めたところに、国民の投資商品の選び方を是正したいという政府の本気度が見て取れます。

2018年4月13日時点でのつみたてNISA対象商品が、金融庁のページで見ることができます。

初心者の方であれば、この中の指定インデックス投資信託128本から商品を選ぶと、間違い無いでしょう。

ちなみに、日本とアメリカの人気がある投資信託のトップ10を見たところ、アメリカの投資信託上位10本のうち、8本はつみたてNISAの基準を満たすものですが、日本の上位10本のうち、つみたてNISAの基準を満たすものはなんと0本。すべて手数料が高いことや分配頻度などで、安定的な資産運用には不適とされています。

逆に言えば、日本では手数料が高く分配頻度も多い、銀行が売りたい商品が人気ということです。

3. 今利用している証券会社でも確認できる

ここでポイントは、つみたてNISAを始めてください、ということではありません。

もちろん、制度自体も非常に優れたものですので、普通に投資するよりつみたてNISAを利用した方がメリットがあるのは間違いありません。

ただ、投資方法や投資期間を自由に設定したい人もいると思います。

そういう時は、各証券会社の「つみたてNISA対応」という商品を買うようにしましょう。別につみたてNISAの対象商品は、つみたてNISAを始めなければ買えない、というものでも無いからです。

 

例を挙げると、SBI証券の画面では、買い付け方法を選ぶ欄に、”つみたてNISA買付”とあるものが、つみたてNISA対象商品です。

つみたてNISA対象商品_SBI

 

楽天証券では、商品名の下に”つみたてNISA”の記載があります。

つみたてNISA対象商品_楽天

 

繰り返しになりますが、特につみたてNISAを始める必要はなく、また買付方法も積立方式である必要もありません。

商品を選ぶ基準として、参考にしてみてください。

関連記事

  1. 確定拠出年金(上)

    サラリーマンが知っておくべき確定拠出年金の事実(上)

  2. 確定拠出年金(下)

    サラリーマンが知っておくべき確定拠出年金の事実(下)

  3. お金の4つの分野

    資産を4つの分野で考える

  4. ポートフォリオ

    あなたにオススメの資産バランスは?(ポートフォリオ)

  5. 診断チェック

    あなたにオススメの資産バランスは?(診断チェック付)

  6. つみたてNISAの勧め(3)

    つみたてNISAの勧め(3) ~ 厳選された優良商品

  7. コストと税金

    資産運用は「手数料」と「税金」にこだわる

  8. 金融商品の選択基準

    商品選択の基準 – 『流動性』『収益性』『安全性』

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。