ライフイベント表

ライフイベント表を作ろう

世帯の家計のこれからを考えていくに当たっては、家計の収支を把握することと、将来のイベントを把握することの2点が大切です。家計簿などは主に家計の収支を把握するものですが、むしろ順番としては、将来のイベントを先に列挙しておく方が、将来の計画と現在の理想の貯金額を見通しやすくなります。

今回は、ライフイベント表を作るメリットと、その内容・注意点についてご紹介します。

ライフイベント表を作るメリット

ライフイベント表を作ると、家計管理に様々なメリットがあります。

まずは、漠然と考えていた自分と家族のイベントが、視覚的に時系列で把握できることです。実際に頭で考えている状態と、書き出した状態では、その意識に大きな差が出ます。

次に、将来の夢や目標を達成するための行動を、開始するいいきっかけになります。例えば漠然と留学したいと考えていた場合と違い、10年後にカナダに留学予定と書き出すと、語学力はいつからどのぐらいのレベルまで必要となるか、など、具体的な行動が決まっていきます。

最後に、費用を具体的に数値化できるメリットもあります。日々の収支で貯金をする場合、目的がなければついつい無駄遣いしてしまいがちですが、夢のための具体的な費用が決まり、優先順位を意識できれば、浪費は大きく減るでしょう。

ライフイベント表の作りかた

ライフイベント表の作り方は非常に簡単です。

まず、盛り込む内容は、経過年数、西暦、家族の名前、年齢、イベント、必要資金です。イベントは家族全体と個人のもの、全部を記入しましょう。また、別居の親族(夫の親や妻の親)も記入すると、親との同居や介護などの必要性も認識できます。

フォーマットは以下のようなもので十分です。

経過年数 西暦 家族の年齢 ライフイベント かかるお金
長男 長女 次男
0 2018 40 37 7 3 0 長男・長女七五三 15万円
1 2019 41 38 8 4 1 長女幼稚園入園 入園費5万円
2 2020 42 39 9 5 2 車購入 200万円
3 2021 43 40 10 6 3 次男七五三 5万円

ライフイベント表作成の注意点

ライフイベント表の作成には、標準的なルールと注意点がありますので、以下でご紹介します。

  1. 年齢は、その年の12月31日時点の年齢を記入します。
  2. ライフイベントにかかるお金は、「現在価値」で記入します。つまり、将来の値上がりなどを考えず、欲しい車が現在200万円なら、200万円として記入しましょう。
  3. 一時的な収入も、可能な限り調べて記入しましょう。例えば、退職金や保険の満期金、両親からの贈与などです。
  4. 20年後ぐらいまでは作成しましょう。直近の3~5年は詳細を記入する必要がありますが、それ以降は予測になるので、大まかにで構いません。遠い将来になるほどアバウトになります。
  5. 教育費などは、各種統計データを利用することになりますが、これらのデータはあくまで平均値であり、「目安」でしかないので、各々において修正してください。

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ライフイベント表を作成すると、自分と家族が何を望んでいるのかが、いつでも文字として確認できるので、普段の出費に対する意識の変化が促されます。また、何を望んでいるかを一覧で眺めると、自分たちの価値観や、理想とする生き方・暮らし方を確認することもできます。

将来の指針という意味でも、非常にメリットの大きい表ですので、新年から新たにライフプランを考えたいと思っている人は、年末年始の休暇中にでも、ライフイベント表を作成してみてはいかがでしょうか?

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