家計に必要な3つの口座

家計管理には最低3つの口座が必要

みなさんは、いくつ口座をお持ちでしょうか?学生の時に作ったものや、投資などをしている人の中には、10個も20個も口座開設している人がいるかもしれませんし、ずっと地元で育ち、地元で就職したという方なら、今も給与口座一つだけという人もいるでしょう。

今回は、株や投資信託に必要な証券口座以外に、普通の方が家計管理を始める上で、作っておきたい3つの口座についてご紹介します。

1. 給与口座

まずは、給料が振り込まれる口座です。これはみなさんお持ちと思いますが、銀行の総合口座などで開設されることが一般的だと思います。

2. 貯金用の積立口座

次に、毎月自動的に積み立てる貯金用の口座を作りましょう。これは「1.給与口座」から自動的に積立ができる同じ銀行の定期預金などが適しています。

住宅ローンの頭金や、自動車、または老後資金など、将来のイベントのために貯めるお金になるので、ある程度満期を先にしても良いでしょう。

3. 不定期支出専用の口座

最後に必要なのが、「毎月の支出ではない出費用の口座」になります。毎月の支出ではないとは、例えばいつ起こるかわからない冠婚葬祭、自然災害や事故による出費、パソコンやスマホが水没した時の買い替え費用、数年に一度の車検などです。

この不定期の支出は、ある程度予測ができるものと、予測ができないものに分けられます。

ある程度予測ができるものの中には、例えば固定資産税であったり、車検費用であったり、家族での旅行の費用であったりと、あらかじめ時期が決まっているか、自分で日付を設定できるものが含まれます。

このある程度予測できるものは、できるだけ必要な額を洗い出しておくと、月々いくら必要か計算しやすくなります。来年旅行に行きたいと考えた場合、3万円なら月々3,000円積み立てれば貯めることができます。

さらに、予測ができないものとは、冠婚葬祭や病気・事故、家電の故障などです。事前に予測することは困難ですが、冠婚葬祭費用なら10~20万、もし今入院したら、20~30万を、随時口座に入れておくことを目標にしましょう。

この不定期の支出のための口座も、「1.給与口座」から自動的に積立ができる口座か、いつでも入出金ができる貯蓄口座が適しています。

 

なぜこの3つの口座が必要なのか?

まず、「1.給与口座」だけで家計の管理をするということは、生活口座と貯金口座を共同で使うことになってしまい、貯金することが困難になります。残金が増えれば支出も増えるのが人間です。お金を貯めるには、毎月給与から天引きされる積立口座を作るのが、もっとも早く確実な方法です。

ただ、「2.貯金用の積立口座」だけだと、急な支出があった時、せっかく貯めたお金をすぐに取り崩す羽目になり、モチベーションを継続することが困難になります。そこで、不定期な支出が起こった時、貯金用の口座を取り崩さなくて良いよう、あらかじめ緊急用にもう一つ口座を作っておく必要があるのです。

1ヶ月の貯金額は、最低手取りの10%とし、そこから節約≠貯金の関係で紹介した方法で11%、12%…と増やし、最終的には16~20%貯めていけるのが理想的です。それを2と3の口座にうまく振り分けてみてください。

「3. 不定期支出専用の口座」の額は、その人の年齢やイベントによって変わりますが、一般的には、1ヶ月の貯金額の3分の1ずつ貯めていくと良いでしょう。

毎月1万5千円貯金できている人なら、「2.貯金用の積立口座」に1万円、「3. 不定期支出専用の口座」に5千円といった割合です。

20代半ばから30代前半なら冠婚葬祭費が増えますので、不定期支出用の割合を増やす必要があるかもしれませんし、年齢を重ねるとその割合を減らしても良いかもしれません。

ライフスタイルに合わせて、適切な割合を見つけてみてください。

関連記事

  1. 妊娠・出産の保障

    妊娠・出産時に利用できる社会保障と公的補助(下)

  2. 母子家庭を援助する制度

  3. 住居選びで一番に考えたいこと

  4. 意思決定に役立つマネー用語(2) − 機会費用

  5. バランスシート

    貸借対照表(バランスシート)で家計の安定度を見る

  6. 夫婦の財布は一緒か?別々か?

    夫婦の財布は一緒か?別々か?

  7. 住宅購入を支援する制度

    住宅購入を支援する制度

  8. サンクコスト

    意思決定に役立つマネー用語(1) – サンクコスト

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。