お金の4つの分野

資産を4つの分野で考える

ある程度貯金ができるようになったら、自分の持っている資産を4つの分野で分けて考えてみることをオススメします。その4つは、必要な時期順に並べると、

  1. 生活資金と予備資金
  2. 数年後のイベント資金
  3. 目的の決まってないお金
  4. 残すお金

です。これらを意識すると、預金がどれぐらいあればいいか、どれぐらいを投資に回してもいいのか、ということが把握しやすくなります。

1. 生活資金と予備資金

最も重要なお金がこの分野です。予備資金は1ヶ月の生活費の半年分を目安に確保しておきましょう。この分野のお金は、すぐに使えないと意味がないので、必然的に銀行預金や郵便貯金になります。半年後の旅費など、目先のイベント用には定期預金などでもいいでしょう。

2. 数年後のイベント資金

具体的には、子供の入学金をはじめとした教育費、住宅ローンの頭金、車の購入費などがこの分野になります。この分野も、大きく損をして予定が狂うと困ることになるお金なので、元本確保型の商品で貯めていくことになります。

基本的には定期預金での運用になります。定期預金は預ける期間が長ければ長いほど有利になるので、イベントまでの期間に合わせて、ベストな預金期間のものを選ぶようにしましょう。

3年以上先のイベント用なら、国債も視野に入れてみてください。銀行預金より利率が若干有利ですし、国が発行しているので、預貯金のように万が一の場合1,000万円までしか保護してくれないということもありません。

3. 目的の決まってないお金

この分野は、特に何に使うか決まってない予備のお金になります。使うのが15年、20年先になるかもしれないし、老後資金になるかもしれません。何に使うわけでもないけど、1と2の資金を引いても余っているお金を持っている人は意外と多いです。

これは一般的に、余剰資金と言われるものになります。なので、投資などで運用を考えていただいてもいいお金になります。

ただし、この分野のお金は、あくまで「投資を考えてもいい資産」であって、「投資をしなければならないお金」というわけでもありません。

金融機関などはしきりにこの余剰資金を狙って商品の営業をしてきますが、「お金に働いてもらう」や「利殖」という言葉を使っても、結局は、お金をリスク商品に回すということに違いありません。

あなたが持っている余剰資金は、減ってもいいお金でしょうか。普通に暮らしていれば普通の老後を送れた人が、「豊かな老後」という言葉で欲を出し、リスク商品に手を出した挙句、大きく資産を減らしてしまう例はいくらでもあります。

4. 子や孫に残すお金

この分野は、妻や子供、または孫に残すお金です。余裕資金(余剰資金)というのは同じですが、3が自分のためのお金に対し、4は自分以外の人のためのお金、ということになります。

 

上記で紹介した4つの分野は、1→4に進むにつれて、使途が曖昧になり自由度が増します。2の分野は子供の大学進学の有無や、車の耐久年度によっても変わってきますし、3の分野は4と一緒になるかもしれません。

特に自由度の高い分野のお金は、一般の方と金融機関とで認識が異なります。金融機関が絶対に投資を考えるべき、というと、そうかなと思ってしまいがちですが、一度立ち止まって残りのライフプランを見据え、無理をしてでも増やすことを望むべきか、変に欲を出さずこのままでも生活できるのか考えてみましょう。

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