住居選びで一番に考えたいこと

年度末に引っ越しをし、4月から新しい住居で生活を始める人も多いと思います。皆さんにとって、住まいで一番重視することは何でしょうか?今回は住む場所と幸福度の関係で大切な要素をお伝えしたいと思います。

新しい家を購入するとき、あるいはアパートやマンションに引っ越すとき、人によって重要視することは様々だと思います。洋風の部屋がいいだとか、和室は外せない。庭付き・プール付きであったり、トレーニング施設がある方がいい。細かいところでは、ユニットバスよりセパレートじゃなきゃ嫌、などなど。

人は、現在の住まいが不満で、新しい住居に移った場合、新しい住居に対してはるかに高い満足感を得ます。人間は順応性が高い生き物で、どんなに欲しかったものでも一旦手に入れてしまうと、すぐに飽きてしまう傾向があることは様々な研究で示されています。しかし、実は住居に関しては、新しい家に関する満足度は5年後でも古い家よりも高いままであるという研究があります。

ただし、その満足度は住居に関してだけのもので、確かに庭があったりセパレートバスの住居に暮らすと、古い家より自分の現在の住まいには満足なのですが、生活の幸福感は全く向上しないということもわかっています。

つまり、住居の満足感≠生活の幸福感、ということです。

では、どんな要素が生活の幸福感に影響を与えるのでしょうか?住戸に関して、最も生活の満足度に影響を与える要因、それは、『通勤時間』です。

サラリーマンに対するアンケートでは、「最も無駄と思う時間はなんですか?」という質問に対し、通勤時間は常に上位にきます。さらに、通勤に片道1時間かかる住居に住んでいると、幸福感に重大なマイナスの影響を及ぼします。どのぐらいの影響かというと、その強さは失業と同程度とも言われています。

たとえ良い家に住むことができても、長い通勤時間を受け入れる生活は、仕事への満足感、余暇に対する満足感を下げてしまうのです。

他の要因でもそうですが、通勤に関していえば、問題になるのはその長さだけとは限りません。毎朝渋滞の中車を運転すること、新聞も読めないような満員電車に揺られながら通勤することなどは、散歩気分で歩いて会社に行くことや、座れる電車で読書しながら移動することに比べ、格段に幸福度を下げてしまうでしょう。

もしこれから引越しや新居を探そうという方がいれば、通勤時間と通勤手段を是非考えてみてください。今後何年もあなたの幸福を左右する、大切な要因です。

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