睡眠不足と衝動買い

6時間未満の睡眠だと衝動買いに勝てない

夜になるとついついコンビニに寄って無駄遣いをしてしまう…。そういう方は意思が弱いのではなく、ただ睡眠時間が足りていないだけかもしれません。

慢性的な睡眠不足になると、体と脳の主なエネルギー源であるグルコースを使用することが難しくなることがわかっています。その状態が続くと、だんだんとやる気が起きなくなり、目の前の誘惑にも負けやすくなります。特に必要のないものを衝動的に買ってしまって、次の日起きたらそれほど必要でもなかったと後悔するパターンです。

さらに悪いことに、睡眠不足だと、細胞がエネルギー不足になって疲労感を感じ、特にコーヒーや甘いものを求めるようになります。ただでさえ我慢ができな状態の時に、脳が欲するコーヒーや甘いものを見てしまうと、ほとんどの人にとって買わずにそこを立ち去ることは難しいのではないでしょうか。

しかも、この状態で糖分を摂っても、そもそもエネルギーを効率よく体に取り込めないので、やる気は起きず、また嗜好品に頼るという悪循環に陥ってしまうのです。

睡眠不足になる要因は様々ですが、「眠っている時間は無駄な時間」という意識がまだ根深く残っているのがその要因の一つではないかと思います。確かに、世の中の成功者には、睡眠時間が短い人が多いことは知られています。エジソン、ナポレオン、そしてワンピースの作者尾田栄一郎氏など。こういった人たちは、睡眠時間を削って努力したから成功したのでしょうか?

残念ながら、睡眠時間というのは遺伝子によってほぼ決まっていることがわかっています。全体の80%超の人は7時間から9時間の睡眠を必要とし、6時間未満の睡眠で大丈夫な、いわゆるショートスリーパーの人は5〜10%しかいないのが現実です。

もしあなたが毎日夜12時に寝て6時前に目覚ましの力を借りず自然に起きるのでなければ、自分はショートスリーパーではないと受け入れるほうが賢明です。成功する人は睡眠時間を削っているのではなく、人より睡眠時間が少ないアドバンテージを活かした人が成功していると考えた方が自然だからです。

ビル・ゲイツやアップルCEOのティム・クックは7時間、Amazon創業者のジェフ・ベゾスは8時間睡眠と、標準の睡眠時間の人でも成功者はたくさんいます。むしろ、彼らほど忙しい人でも睡眠時間はきちんと確保しているのです。

睡眠時間を確保しましょう

どうもやる気が起きない日があったり、帰りに甘いものやジュースを買ってしまって後悔したとき、「明日からはしっかりしよう」と思う人はいても、「明日からしっかり寝よう」と思う人がいないのは残念なことです。

本当は毎日7時間〜8時間眠るのが理想ですが、慢性的な睡眠不足が続いているとき、週末に寝溜めしても次の日の脳の機能は回復することがわかっています。

一度しっかり眠った翌日と、週の後半の平日で、どれだけ誘惑への負けやすさに違いが出るか、観察してみてください。きっと睡眠不足の日には余計ないものを買ってしまう頻度が高いことがわかると思います。

もし無駄遣いの原因が睡眠不足にあると自覚できたら、今度は日常的に睡眠時間を確保することに挑戦してみてください。

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