ファイナンシャルプランナーの選び方

ファイナンシャル・プランナーを選ぶヒント

ある程度充分と思われる財産があっても、今の資産の運用計画は適切だろうか?

退職後の生活に備えるには十分だろうか?

また、生命保険や各種損害保険に入る必要はあるだろうか?

 こういう疑問にこたえてくれる、立派な実績のある、信頼できそうな専門家を見つけるのは、よい医者に巡り会うことと同じで、簡単なようで難しいものです。

 アメリカのビジネススクールで教科書として使われている、Zvi Bodie and Robert C.Merton著『Finance(邦題:現代ファイナンス論)』で、「ファイナンシャルアドバイザーの選び方 ~ 有効なヒント」というコラムが掲載されていましたので、そこから抜粋でご紹介します。

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 多くのファイナンシャルプランナー、アドバイザー、コンサルタントと呼ばれる人たちは、証券会社のブローカーだったり、保険会社の代理人です。彼らはみなさんの資産運用方法を、必要がなくても変更させようとするのが普通です。

 また、アドバイザーの中には、会計士や弁護士のように、1時間あたりいくらという手数料を取る人もいます。

 アドバイザーを選ぶには、次の点に気をつける必要があります。

1. 推薦状に頼りすぎない

 もしあなたの親戚が、自分のアドバイザーは凄いと言って薦めて来たとしても、実際に何に投資し、利益がどのぐらいあげられたのか、具体的に説明できなければ、外見や体裁で選んでいる可能性があります。信頼のできる友人の推薦だけを信頼するようにしましょう。

2. 履歴に注目しすぎない

 資格をもっているということは、その人が証券を販売する免許があり、選択式の試験に合格でき、多くのリゾートホテルで行われる会議に出席したことを意味するだけです。

 むしろ、アドバイザーに対して、アドバイザーになる前の職業を尋ねてみましょう。多くのアドバイザーは証券会社や生命保険会社の出身ですが、会計士や弁護士、エンジニア、教員をされていた方もいます。このようなアドバイザーは、みなさんに違った視点からの商品の見方を教えてくれるでしょう。

3. 注意すべきこと!

 投機的な株や商品、古銭、美術品、競走馬などを売ろうとするアドバイザーには注意しましょう。インサイダー情報や「必ずもうかる秘訣」などを教えてくれるようなアドバイザーは、詐欺師か素人です。

The Wall Street Journal, May 22, 1998, p.C1

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